たけびしは、産業用通信ソフトウエアの新バージョン「デバイスエクスプローラ OPCサーバーVer.6」を11月22日から発売した。価格は6万8000円から。販売目標は年間5000本。
新バージョンは、欧州を中心に普及が進むインダストリー4.0に対応した最新の相互接続機能を提供。また、PLCやCNC等のフィールド機器への接続機種を従来の50メーカー(160シリーズ)から70メーカー(200シリーズ)に拡充している。
新バージョンは、OPC UAのVer.1.04に対応して通信パフォーマンスを向上させ、従来のClient-Server方式では1対1の通信であったが、新たにPub/Sub方式により1対Nでの同時データ交換を実現している。
さらに、工作機械向けの汎用プロトコル「MTConnect」や、フィールド機器との通信に広く使用される「EtherNet/IP」、CNCとRS-232Cで接続する「DPRNT」などの通信仕様に対応した。
そのほか、OPC UAクライアント機能搭載により、他のOPC UAサーバーと接続することができ、複数のOPC UAサーバーが動作するシステム環境で他のOPC UAサーバーを包括することが可能になり、MESシステムなどのOPC UAクライアントへOPC接続の一本化と最新仕様による接続性を提供できる。