日立パワーソリューションズ(茨城県日立市)は、工場や発電所で発生する騒音を常時測定する「リアルタイム騒音監視システム」を、11月25日から提供開始した。センサの取り付けが不要な非接触センシングによる予防保全と、騒音監視による環境対策の向上を実現する。
同システムは、工場などの設備稼働による騒音を複数箇所で常時測定し、騒音の大きさや周波数のトレンドを可視化、収集したデータに機械学習を適用することで、正常な稼働時の騒音と、異常時の騒音とを自動で識別することができる。
従来は担当者が巡回して測定していた複数地点での騒音を、常時無人で測定でき、測定データは有線または無線LAN経由で遠隔地からリアルタイムに共有が可能。
騒音レベルの大小や、それらの継続時間などの条件を設定して、画面への警告表示やスマートフォンへのメール配信、タワーランプの点灯制御など、アラートを配信させることができる。
システムはクラウド提供のほか、オンプレミス形式での構成も可能。