IoT、デジタル化の進展にともなって産業用・民生用問わず急拡大しているセンサ市場。電子情報技術産業協会(JEITA)の調査によると、18年のセンサ世界出荷金額は1兆8769億円、数量は270億4218万個と前年規模を維持して好調に推移した。10年前の09年の2.3倍まで拡大している。
種類別では、金額構成比で60%を占める光度センサが前年比3%増の1兆1293億円、位置センサが2837億円(17%減)、圧力センサが1142億円(6%増)、温度センサ1091億円(13%増)と続いた。
需要部門別ではスマートフォン・通信機器用で最も多く総額の54%を占め、次いで自動車・交通用が16%、汎用が8%となっている。仕向地別では中国向けが45%、日本向けが21%、米州向け16%、アジア・パシィフィック向けが13%と続いている。
形状別は、センサデバイス(単体センサ)61%、センサモジュール・センサユニット35%、センシングシステム・センサ装置4%と、デバイスとモジュールで全体の96%を占めている。
MEMSセンサ・モジュールは18年に1401億円となり、このうちMEMSセンサが1330億円(2%増)でプラス成長となっている。