【各社トップが語る2020】GMIジャパン/CALEXテクノロジー「防爆ニーズ対応製品を展開」田中健一 代表取締役社長

GMIジャパン/CALEXテクノロジー 田中健一 代表取締役社長

 

イタリアの防爆バリヤや安全リレーのメーカー、GMインターナショナル社の日本法人として営業を展開している。GMI社の本質安全防爆バリヤは、IECEx、ATEX、FM、DNVなど、ロシアも含めて世界各国の防爆認定を取得し、グローバルな販売網を持っている。主な本質安全防爆バリヤは日本の防爆検定も取得済で、大半の製品は機能安全SIL3に対応している。また、本質安全防爆マルチプレクサと本質安全防爆電源(SIL3対応)も提供している。

2019年12月期の売り上げは飛躍的に増加した。大口顧客が耐圧防爆に加えて本質安全防爆に対応した製品の販売を開始したことが大きく貢献した。今後その対応製品がグローバル市場で販売される予定で、今後も継続した需要が見込めそうだ。

さらに、SIL3対応の非防爆高機能絶縁信号変換器「D6000シリーズ」は、薄型で日本には同種の製品がないため輸出向け制御盤に採用されて、競争力が発揮できている。

一方、19年8月に「CALEXテクノロジー」を設立した。英・CALEX社の国内防爆検定取得済の本質安全防爆形放射温度計「ExTempシリーズ」をはじめ、英・EXTRONICS社の本質安全防爆形無線バーコードスキャナー、携帯用防爆デジタルカメラなどを販売している。中でも防爆形放射温度計は、小型・軽量でコスト競争力が高く、高熱用途に耐えるケーブルの採用など機能面も高く評価され販売が伸びている。

またタッチパネル式タイプも使いやすいことから好評を得ている。販売店も増やしていく予定で、20年は約2倍の売り上げ目標を掲げて取り組む。

今年も防爆関連機器のスペシャリストとして、日本市場で競争力を発揮できる製品を販売しながら防爆ニーズに応えていきたい。

 

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