日本半導体製造装置協会(SEAJ)は、2019年度から21年度までの半導体・FPD製造装置の需要予測を発表した。
19年度は落ち込むが、20年度以降回復し、21年度には史上最高額となる3兆円市場を見込んでいる。
20年度以降回復へ
19年度の日本製半導体・FPD製造装置は、米中貿易摩擦の影響で全体的に厳しい景況感が続き、半導体はスマートフォン、PC、データセンター向けが低迷。FPD製造装置はOLED投資が需要面で谷間にあり、G10・5基板LCD投資で一部納期が延期。これにより販売高は前年比7.8%減の2兆5658億円の着地と予測している。
20年度以降は、20年度は半導体・FPDともにゆるやかな回復を見込み、20年度に7.2%増の2兆7511億円、21年度に9.4%増の3兆89億円になるとしている。