東芝インフラシステムズは、エッジコンピューティングに求められる機能と堅牢性を凝縮した、産業用コンピュータシリーズの新モデル「CP30 model300」の販売を開始した。
新製品は、低消費電力プラットフォーム「Intel Atom x5-E3940プロセッサ(1.6GHz/4コア)を採用し、自然空冷によるファンレス化を実現。発熱を抑制し、専用設計のヒートシンクによって自然空冷による冷却効果を高め、0~50℃の設置環境温度を実現する。補助記憶装置にSSDを採用し、HDDなどの機械駆動部分を排除したスピンドルレス構造としており、より高い耐環境性能を有している。
また、設置する場所や組み込む装置に合わせて、電源タイプをDC(定格電圧DC24V)電源モデル、AC(定格電圧AC100V-AC240V)電源モデルから選択が可能。オプションのOSシャットダウン用バッテリ搭載時は、供給電源が停止しても自動的にバックアップ電源駆動に切り替え、OSを正常にシャットダウンできる。
本体の盗難防止のため、本体ロック金具やワイヤーロックを取り付けるセキュリティスロットを搭載。インターフェースにはRSー232Cを1ポート、拡張スロットもPCIe(1スロット)を標準搭載しており、既存のハードウエアの有効活用が可能。
製品供給は2024年12月まで、保守メンテナンスは31年12月まで対応。保守対応期間をさらに3年延長できるオプションもあり。