横河電機は、機能を強化したプラント情報管理システム「Exaquantum(エグザカンタム)R3.20」を開発、1月7日から販売開始した。
同システムは、大量のプラントデータを収集し、付加価値の高い有益な情報に変換することで、プロセス業界のデジタルトランスフォーメーションを支援するソフトウエアパッケージ。収集したデータは、同システムに組み込まれたツールやアプリケーションを使って解析することができる。
新製品は、データ交換の標準規格であるOPC UAへの対応を強化し、センサや複雑なシステム、業務アプリケーションなどの重層的な資産からセキュアにデータを収集することが可能となった。データ解析のニーズの高まりとデータ量の増加に対応するため、Excel Add-Inのクライアント機能の強化を図り、一度に取り出すデータサイズを16倍に拡大し、Excelを使った解析が行いやすくなっている。CSV形式ファイル出力時の操作性も向上し、他の業務システムやツールとの連携も容易となった。
また、社内IT環境で確実に運用できるよう、最新のOSやソフトウエアにも対応。新たにマイクロソフトのOffice365などに対応するとともに、Exaquantumのクライアント機能がWindows10Pro/Enterprise SAC上で動作するように機能強化を図っている。