安川電機は、高速なサイクルタイムが求められる小型部品の組み立て工程や搬送工程などに最適な水平多関節型スカラロボット2種「MOTOMAN-SG400」(可搬質量3キログラム、最大リーチ400ミリ)と、「MOTOMAN-SG650」(同6キログラム、650ミリ)を12月18日から販売開始した。
近年、深刻化する労働力不足を背景に、自動車産業以外の一般産業分野でもロボットを導入した自動化での生産性向上や製造コスト削減が求められている。特に、3C(コンピュータ、家電製品、通信機器)市場や、三品(食品、医療品、化粧品)市場は自動化のニーズが高まっており、新製品は、一般産業分野での小型部品の組み立てや搬送、箱詰め、仕分け、検査などの工程を主なターゲットとしている。
リーチの異なる2種類の水平多関節型スカラロボットの標準サイクルタイムは、SG400が0.32秒、SG650が0.29秒と、クラス最高レベルの動作性能を実現。高速かつ高精度な動作が可能となっている。
同社は、新たなラインアップにより多様化する一般産業分野のユーザーニーズに応えるとともに、「i3-Mechatronics」によるデジタルデータソリューションを強化するとしている。