シュマルツ(横浜市都筑区)は、簡単に設計・作成可能なロボットハンド「オーダーメイド式軽量ハンドSLG」と、同製品用の設計ソフトを開発した。
新製品は、ロボットハンドの設計と組み立ての手間を解消し、素早いセットアップや運用ができるロボットハンド。設計ソフトの手順に従い、ワーク情報や搬送動作、パッドの配置、真空発生器の有無、ロボットフランジの種類などを選択するのみで、個々のワークに適したデザインのロボットハンドを設計することができる。設計したロボットハンドは3Dプリンタによって一体成形されるため、制作が手間な形状にも柔軟に対応し、軽量化を実現する。
ロボットハンド本体は配管を兼ねた構造のため、ホースやコネクタなどの配管部品の接続が不要。真空パッドやロボット接続用のフランジプレートが付属しているため、すぐにロボットに取り付けることができる。
また、ワークのCADデータを設計ソフトに取り込めるため、複雑なワーク形状でも容易にオリジナルハンドの設計が可能。
最大可搬質量は10kg、サイズは350×350×350mmまで対応。