養老乃瀧とロボティクス・サービス・プロバイダーのQBIT Robotics(東京都千代田区)が、外食産業で深刻化する人手不足解消と、人とロボットが協働できる現場オペレーション開発のため、居酒屋におけるロボット運用の実証実験を開始する。
養老乃瀧は1月23日から、JR池袋駅南口にロボットがカウンターで働く「ゼロ軒めロボ酒場」を開店、約2カ月間運営する。
ロボットは、お客様の性別、年齢、表情などを識別するカメラと連携し、AIを用いてお客様に適切な話しかけやモーションを行うよう設計。接客対応中や接客後のお客様のリアクションを識別し、「笑顔」と「売上」を評価ポイントとして成果(接客の良し悪し)を学習して、ロボット自身の接客スキルを日々向上させるとしている。
両社は実証実験前後の比較を行い、ホールスタッフの稼働をどの程度削減できるのか、ロボット運用は可能なのか、省人化に有効なのかなど、実店舗におけるロボット活用の有用性・有効性を検証する。また、収益性から検討し、多店舗展開が可能なのかなど、ロボットを用いた酒場ビジネスの本格展開に向け、両社で協議を開始するとしている。
「ゼロ軒めロボ酒場」概要
ロボットがお客様の注文を受け、ビールやサワーなどのドリンクを作り提供。お客様の表情などをくみ取り、話しかけたり手を振るなどの接客を行う予定。
期間:1月23日(木)〜3月19日(木)
場所:JR池袋駅南口 徒歩2分 「一軒め酒場」店内
(東京都豊島区西池袋1-10-15、1F)
名称:ゼロ軒めロボ酒場
営業時間:8:00〜24:00(LO.23:30)※1/23のみ17:00〜
メニュー:ロボ生ビール、スコッチハイロボール、ロボレモンサワー、白加賀でつくったロボ梅酒ソーダ、ロボと泪とカシスとソーダ、桃色ロボ想い
価格:各1杯500円(税込)