安川電機は、従来の産業ネットワーク「MECHATROLINK-Ⅲ(M-Ⅲ)」と比べて伝送効率が4倍の「MECHATROLINK-4(M-4)」に対応したACサーボドライブ「M-4対応Σ-7サーボパック」、マシンコントローラ「M-4対応MP3000シリーズ用モーション制御モジュールSVF-01」「M-4対応64点入出力モジュールMFD2310」の3製品を、1月20日から販売開始した。
M-4対応のこれらの新製品は、従来のM-Ⅲとアプリケーション互換を確保することで、M-Ⅲ対応製品の性能を維持しつつ、伝送効率の改善などにより、より多くのデータ通信を行うことが可能となった。M-Ⅲと比較し、伝送周期は約4分の1に短縮。1伝送あたりの取得可能データサイズは、48バイトから80バイトと1.6倍に向上、取得データの項目は1度の通信で1軸あたり2項目から10項目と5倍に、接続局数は8局から21局の2.5倍となった。
生産現場の設備や装置から検出されるビッグデータの種類や量を大幅に向上させることで、故障予知や予防保全、装置全体の稼働状態を正確に監視可能となる。
M-4対応Σ-7サーボパックは、適用モータ容量0.05~15.0kWの15種をラインアップ。