【流通商社トップが語る2020】新生電機「地域・顧客密着の営業推進」瓦谷敏彦 代表取締役社長

新生電機 瓦谷敏彦 代表取締役社長

 

2019年12月期の業績は、売り上げが前期比102.5%、利益が101.8%となり、市場環境が厳しい中で社員のがんばりがあり前年度実績を上回ることができた。これで設立以来59期連続の黒字を継続している。

今期は売上高90億円を最低目標に、前年度実績を超えられるように取り組んでいく計画だ。

今年の市場は昨年よりは若干明るくなると思うが、世界の政治・経済情勢はあまりにも流動的で先行きの不透明感が強い。加えて、人手不足、働き方改革などの課題もあり経営の難しさを感じている。

当社は大きな案件をあまり追わず、小口のザラ場のお客様を中心に、地域・顧客密着の体制で取り組んでいる。営業社員は注文だけでなく配達を担当することも多く、顧客との「フェイス・トゥ・フェイス」でコミュニケーションをとるようにしている。

19年6月に11カ所目の営業拠点として、津山営業所(岡山県)を開設したが、人員が確保できればもう1カ所ぐらい拠点開設を考えたい。

また、将来の当社を担う新入社員を毎年継続して採用しており、昨年は5人、今年も6人が入社予定になっている。

隔年で開催している「新生テクニカルフェア2020」を、11月26、27日に岡山ドームで開催する。最新の製品・技術情報をお客様に提供できるように準備を進めている。

当社も22年には設立60周年を迎える。これからも地域に密着しながら、1社1社のお客様を大事にしながら売り上げを積み重ねていきたい。

 
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