経済産業省は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と主催する「World Robot Summit 2020(WRS2020)」のアンバサダーに、俳優でミュージシャンのディーン・フジオカ氏が就任すると発表した。今後、WRS2020に関するPRを行っていく。
福島県出身のディーン・フジオカ氏。
米国シアトルのコミュニティ・カレッジでITを専攻し、日本語、英語、中国語(広東語と標準中国語)、インドネシア語などを操るマルチリンガル。アジアを中心にボーダレスに活動中。
WRSは、ロボットの活躍が期待されるさまざまな分野において、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイデアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」で構成。
2018年10月にプレ大会となるWRS2018を東京ビッグサイトで開催し、約7万6000人が来場、競技会には23の国・地域から126チームが参加した。今回開催するWRS2020は、本大会の位置づけとなり、8月20日(木)〜22日(土)に福島ロボットテストフィールド(南相馬市)で、10月8日(木)〜11日(日)に愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」(常滑市)で開催される。
競技会は「ものづくり」「サービス」「インフラ・災害対応」「ジュニア」の4カテゴリーで実施され、ロボットを使用したプラント災害予防やトンネル災害対応などの「インフラ・災害対策」は福島で、未来の生産システムを実現する「ものづくり」、家庭内の各種作業やコンビニで作業するロボットなどの「サービス」、若い世代による「ジュニア」は愛知で競技が行われる。
また、「ジュニア」を除く3カテゴリーは、119チームの応募の中から91チームが書類審査を通過した。今後、最終審査が実施され、5月頃に出場チームが決定する予定。「ジュニア」は4月3日まで参加チームを募集している。