真のデジタル人材の育て方

「DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるためにはデジタル人材が不足している」「デジタル人材を育成しなければならない」とよく言われる。

「デジタル人材」という言葉が若干バズワード的な感じがしてきているが、そもそもデジタル人材とはどんな人のことを言い、どんな仕事をするのだろうか?

 

経済産業省ではデジタル人材を「IT・IoT・AIをツールとして様々な場面で使いこなせる人材、あるいは、デジタルデータを使いこなせる人材(データサイエンティストなど)、IT・IoT・AIを使いこなすためのシステム設計などを手がける人材を指す」と定義している。しかしここから想像される人物像はITや情報システム担当部門、ソフトウェア開発等であり、本当にそれが産業界の求めているデジタル人材なのかは疑問が残る。

DXをしたい企業が求めているのは企業や業務のデジタル変革、もっと言えば「あらゆる現場のデジタル変革」だ。現場業務の理解なくしてデジタル人材はあり得ない。

現場業務とデジタル技術を兼ね備えた人こそ真のデジタル人材の姿だ。

 

デジタル人材の育成の仕方が分からないと立ち止まっている企業は多い。しかしその解決策はシンプルだ。現場にツールを与え、自由に使ってもらえばいい。それを会社が支援し、その余裕を与えることだ。

例えばデジタルツールの象徴とも言えるスマートフォンは、今や老若男女に普及し、世代を超えて多くの人を確実にデジタル人材に育てている。理論や理屈ではなく、ツールをきっかけとして実践から入る。それが最も近道だ。

お試しやほんの小さなところからでもいい。デジタル化に慣れることから始めてみよう。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG