日本電気制御機器工業会(NECA)は1月24日、東京・浜松町東京會舘で新年賀詞交歓会・秋の褒章受章祝賀会を開催した。
はじめに尾武宗紀会長が挨拶し、「19年度の出荷額は一昨年下期から厳しい状況となり、上期は3233億円、前年同期比92.1%と前年を割り込んだ。通期でも16年度並の出荷金額になると見込んでいる。中期計画NECA将来ビジョン2025に基づき、推進の軸として設定した5ZEROマニュファクチャリングは、Q・C・D・S・MTの各領域で制御技術によって5つのゼロを目指す内容だ。要件定義や導入ガイドラインをまとめ、今年は導入ツールやユースケースの拡大を計画している。積極的な情報発信と展開によって普及・浸透を図り、日本のものづくりの進化とコネクテッドインダストリーズの実現に貢献したい。また並行して3S活動を強化していく。10月には安全への取り組みの一環として、国内11団体・組織によって産業オートメーションシステムの安全に関する国際会議SIAS2020を開催する。世界各国から第4次産業革命の潮流の中での安全に関する最先端情報が集結することが期待されている。今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催され、活気あふれる熱い一年になる」と話した。
また秋の褒章受章祝賀会として藍綬褒章の曽禰寛純アズビル社長の受章を称えた。