東芝情報システムは、トリップワイヤ・ジャパンの産業用制御システムにおけるセキュリティツール「Tripwire Industrial Visibility」を1月から販売開始した。
近年、データが生成される産業用制御システム(ICS)などのOT領域と、それらのデータを活用するIT領域が統合され、OT領域にもセキュリティの脅威が広がり始めているが、多くの企業はITとOTを別々に管理しておりOTのセキュリティ対策が遅れている。
新製品は、ITとOTを区別せず企業内の情報資産を洗い出し、IEC62443やNISTなど産業系セキュリティの国際基準に準拠した運用をサポート。ファームウェアやデバイスの脆弱性とセキュリティリスクを評価でき、ネットワークマップの作成やICSネットワーク内での異常を簡単に特定することが可能。また、機械学習を使用した脅威に対するモニタリング分析によって、通常から逸脱した場合には管理者に警告することができる。
オムロン、三菱電機、横河電機、シュナイダーエレクトリック、ロックウェル・オートメーションなど国内外大手10社、100以上のICSプロトコルをサポート。