スプリング端子で省工数
富士電機機器制御は電磁開閉器の国内トップメーカーとして、用途に応じた豊富な品ぞろえと高い実績を有する。
このうち、世界最小クラスの小形電磁接触器「SKシリーズ」は、幅を45ミリ幅に統一することで、同社のマニュアルモータスタータBM3シリーズと同一幅で使用でき、よりコンパクトな盤構成ができる。またPLCのトランジスタ出力で直接駆動も可能な定格32A品までをラインアップしている。
そのほか、世界の主要規格を標準品で取得しており、グローバル市場で使うことができる。
同社では、2018年より国内メーカとして初めてねじ端子の代わりにスプリング端子を採用した電磁開閉器をラインアップしたが、同社が取り扱うフランスシュナイダーエレクトリック社製品を組み合わせることで最大32Aまでのラインアップも実現している。
スプリング端子は、電線を挿入するだけで配線が完了することから、盤内機器の配線工数削減による生産性の向上、スキルに依存しない配線作業ができる。また、振動に強く長期間の使用によるねじのゆるみも発生しないため、装置・制御盤の更なる品質安定化や、メンテナンス作業も軽減できる。