チノーは、制御・監視システムをモジュール連結で構成できる「計装モジュールSBシリーズ」を2月7日から発売した。
新製品は、調節モジュール「SB100」、デジタル入力モジュール「SB500」、デジタル出力モジュール「SB600」、コミュニケーションモジュール「SB700」の4種類で、ベース連結によりモジュール間の電源線と通信線を省配線化することが可能。イーサネットポート搭載のSB700によって、制御盤の配置に合わせ分散配置するシステムの構築もでき、温度監視、制御、警報の遠隔操作や集中管理など、工場のIoT化を実現する。
マスター/スレーブを構成すると、最大で25台のモジュールの運転動作やパラメータの同期、デジタル入出力動作が行え、SB100を連結した場合、25台×4ループで最大100ループの温度制御を行うことができる。また、モジュールの全パラメータから1モジュールあたり50個までの任意のパラメータを選択でき、全モジュールのパラメータをマスター器で一元管理し、PCやPLCなどから高速に通信アクセスが可能。
各モジュールの環境設定は、標準付属のSB設定ソフトで簡単に行える。