オプテックスグループの2019年12月期の連結決算は、売上高が前期比6.5%減の375億1700万円、営業利益が同42.8%減の28億5600万円、経常利益が同42.9%減の28億7600万円、当期純利益が同41.8%減の21億9700万円となった。
事業別では、オプテックスのSS(防犯・自動ドア)事業が同6.4%減の198億200万円、オプテックス・エフエーのFA事業が同16.5%減の71億4000万円、シーシーエスのMVL(マシンビジョン照明)事業が同0.4%減の94億4900万円、生産受託のEMS事業が同0.9%増の5億7000万円。
FA事業は、OEM供給している独・ジック社向けの販売が約10億円減少したのが大きく、中国の設備投資鈍化も影響した。営業利益も同50.9%減の5億9600万円となり、営業利益率も5.8ポイント減の8.4%になった。
20年12月期は、売上高が前期比6.6%増の400億円、営業利益が同12.0%増の32億円、経常利益が同13.0%増の32億5000万円、当期純利益が同7.0%増の23億5000万円を予想。
なお、この予想には新型肺炎の影響を織り込んでおらず、同社の小國勇社長は「この状態が3月一杯続くと部品供給が止まり、販売する製品が生産できなくなる可能性が出てくる。また、中国での約20億円の売り上げが半減することもありうる」と先行きへの懸念を示している。