日立産機システムは、IoT対応産業用コントローラの新モデル「HXシリーズ ハイブリッドモデルⅡ」を4月から販売開始する。
HXシリーズ ハイブリッドモデルは、制御と情報処理を一台のコントローラで実現し、シンプルなシステム構成で、さらにリアルタイムにデータを扱うことが可能なIoT対応産業用コントローラ。
新製品は、情報、制御用にそれぞれ専用CPUを搭載し、機械・装置の制御動作とシームレスで情報処理の並列動作を実現。従来は、産業用PCの情報アプリケーションがPLCと通信し取得していたデータを、モジュール内で共有し、制御プログラムで扱うデータをリアルタイムに処理することが可能となる。
情報アプリケーションは本体への実装のほか、IoTシステムが増大した場合などに応じてサブCPUモジュールを最大4台追加できる。このため、生産ラインの変更などにもスケーラブルに対応が可能。エッジ側のデータをロギングするためのSSDモジュールも実装できる。
また、新製品は仮装PCとしても使用できるため、複雑なシステムをスピーディーに構築し、ソフトウエア開発コストの低減も可能。