日立ソリューションズ・テクノロジーは、製造現場の見える化とトレーサビリティを実施する加工組立ライン向けMESソリューション「VCIM-PA」の機能を強化し、3月5日から販売開始した。
VCIM-PAは、製造現場の様々な作業データを収集し一括管理を行うことができ、例えば設備データをPLCから直接収集して見える化し、分析用途に活用することができるソリューション。
従来はPLCの通信規格に制限があったが、今回の機能強化により、PLCの通信規格を追加し、これまで接続できなかったPLCに対しても製造データの収集が可能となった。三菱電機製のMCプロトコル、オムロン製のFINSプロトコルに加え、Modbus TCP、タスクコード通信が使用できるようになる。さらに今後は、ジェイテクト製のPLCなど、順次適用範囲を拡張していく予定としている。
また、部材在庫管理はOracle製のデータベースに加え、SQL Serverの使用が可能となった。今後は工程実績登録などにも利用範囲を拡大していく。