最適な起動時刻を自動設定
三菱電機は、ビル用マルチエアコンにAIを搭載した業界初となる新製品を、7月中旬に発売する。
新製品は、空調冷熱総合管理システムに、同社のAI技術である「Maisart」を活用したビル用マルチエアコン。起動時刻の自動設定ができる空調冷熱総合管理システム「AE-200J」(Ver7.9)を、新しいビル用マルチエアコンの最上位モデル「グランマルチ」(8~36馬力)に接続することで、最適な起動時刻を自動で設定する「AIスマート起動」が可能となる。
AIが学習した過去の運転データから、複数台のグランマルチの最適な起動時刻を個別に自動設定でき、無駄のない予冷・予熱運転と快適な室温を実現する。
室外ユニットのファンモーターや熱交換器、圧縮機を最適制御することで、外気吸込温度43℃でも「クールタフネスモード」によって快適性を維持し、最大外気吸込温度52℃まで冷房運転が可能。
また、室内ユニットは従来製品から半減の厚さ15ミリメートルの薄型で、フラットな化粧パネルを開発、エアコンの存在感を抑えたデザインとなっている。カラーはクリアホワイト、ベージュ、グレー、ブラウン、ブラックの5色。