新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と津田駒工業(石川県金沢市)は、国産初となる小型ロボットタイプのCFRP曲面積層機を開発した。
同積層機は、津田駒工業独自の自動積層技術および周辺装置、工作機械関連装置の要素技術を展開し、アームロボットに小型積層ヘッドを搭載することで、複雑な形状のCFRP部品の自動積層を可能にした。軽量で高強度なCFRP部品の生産性向上や、航空機をはじめとする輸送機器の軽量化と二酸化炭素排出の削減に貢献する。
津田駒工業は今後、積層機の初号機を川崎重工業へ納入する予定としており、航空機産業を中心に展開し、将来的にはCFRPの利用拡大が期待される自動車産業などへの展開を図るとしている。