1台に2つの出力機能搭載
アズビルが3月から販売を開始したアジャスタブル近接センサ「形H3C」は、1台に2つの出力機能を内蔵した従来の近接スイッチの常識を覆した新製品。
1台にセンサ2台分の機能を保有することで、検出領域内への検出体の移動に合わせて動作点を2点設定してオン/オフ出力することが可能になる。これによりそれぞれの出力の動作ロジック(オン/オフ)を組み合わせることで、1台で最大4エリア(OFF/OFF、ON/OFF、ON/ON、OFF/ON)の検出ができる。
このため、これまで2台の近接センサが必要だった用途でも1台で対応でき、設置・調整作業の効率化を実現。
また、IO-Link通信に対応しており、近接センサの設定作業がパソコンの専用設定ツール利用でセンサの設置位置にかかわらず最適な動作点をオートチューニングで簡単に行え、短時間の調整で安定した検出が可能になる。
さらに、近接センサの動作状態や動作点と検出体の位置関係などの確認も装置を動かしながら専用設定ツール内蔵のパソコンから検出余裕度をモニタリングすることができ、必要に応じて設定点の微調整も行える。
サイズはM12とM8(近日発売)で、検出距離は2~3ミリ。出力はPNP。