デンソーウェーブは、新型QRコード「tQR」を使ったホームドア開閉制御システムが、神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅で運用開始した。
同システムは、1編成ごとに搭載される通信制御機器の代わりにQRコードと駅ホームのスキャナを使うため、設備費用の低減と工期の短縮が可能。またtQRコードを車両に貼り付けるだけなので車両本体の改修工期も削減できる。
従来のシステムでは乗務員が車両ドアとホームドアを別々に手動で開閉していたが、車両ドアに貼り付けたQRコードを駅ホームのスキャナで読み取り連動して開閉する同システムの導入により、車両側ドアの制御のみでホームドアの連動開閉が行えるようになり、乗務員の業務負荷低減を実現した。また、車両改修の費用や期間も、従来の開閉制御システムと比較し、コスト削減を実現したほか、工期も短縮した。