制御盤の監視・予知保全に
リタールが販売する「IoTインターフェース」は、「製造現場で全てが繋がりつつある中で、制御盤は繋がらなくていいのか」との問題意識から開発された。
本ユニットを経由しインターネットに繋ぐことで、同社の盤用クーラー『Blue e/e+シリーズ』を外部の監視・管理システムとリンクさせ、空調の遠隔状態監視を実現した。
取得できる情報は、クーラーの前回アップデート/メンテナンスなどの機器情報から、盤の内外の温度、クーラー・内蔵ファンなどの機器の稼働情報など多岐にわたる。
また、オプションのセンサーをつけることで、盤内の湿度、エアフロー、漏水等の項目も監視することが可能。情報を蓄積しビッグデータ化することで、予知保全に取り組むことができる。
すでにドイツの自動車メーカーなどでは導入され、メンテナンスや温度管理の効率化により電気代の低減など大きなメリットを生んでいる。
同社では、データを収集して、ビッグデータ化し、人工知能(AI)で分析するという予知保全ステップの第一歩として、まずは本ユニットを活用し「つなぐ」ことから始めることを提案している。