現在、パンデミックと宣言された新型コロナウイルスの世界的な大流行を踏まえ、社会は感染拡大を大いに懸念しており、ウイルス拡大を最小限に留め、最終的に食い止められる方法を探し求めている。
サーモグラフィカメラは、ウイルスや感染症の検出・診断には利用できないが、フリアーシステムズのサーモグラフィカメラは、空港、鉄道ターミナル、企業、工場、コンサートといった公共空間で、皮膚表面の温度を測定して体表温度の高い人を識別する有効なツールとして利用されている。迅速な個別スクリーニングの実施により、人の出入りが多い公共空間でEBTを検出してきた長年の実績がある。
主要な部分の体表温度が、予め閾値として任意で設定した温度を上回っている場合に、追加で検査が必要な対象者を選び出すことが可能。識別してその後の追加処置を検討できるため、予防手段として役立てられている。
輸送機関、企業、工場、ファースト・レスポンダー(緊急対応要員)をはじめとする様々な機関が、EBTの検出手段として、また従業員の健康診断(の一環として、サーモグラフィを用いたサーマルスクリーニングを利用している。
特に空港では、乗客および航空機乗組員のスクリーニング測定の一部として、同社のサーモグラフィカメラが積極的に採用されており、乗客の体表温度を計測することで、一次スクリーンをかけることができ、検疫所で追加の検査を行う必要があるかを判断するために用いられている。
発熱者スクリーニングに利用できるフリアーシステムズのカメラモデル
様々なサーモグラフィカメラが選択肢として挙げられるが、同社では、非接触スクリーニングツール用途として選ばれたカメラモデルは、米国食品医薬品局の510(k)を申請済み(K033967)。対象のカメラは、FLIR Exxシリーズ、FLIR Tシリーズ 。
カメラの詳細はフリアーシステムズのHPへ。