アドバンテック 回転機械に置くだけ、電池駆動の新振動センサ

アドバンテックは、モーターやファンなどの回転機械に置くだけで、振動、温度データを送信する「WISE-2410 LoRaWANワイヤレス振動センサ」を3月18日に販売開始した。

新製品は、3軸加速度センサと温度センサを内蔵した、IP66で電池駆動のワイヤレス振動センサ。これまでの回転機械の振動を監視するシステムは専門的で高価、またセンサ設置に配線工事が伴うという手間があったが、新製品はねじ止め、またはマグネットベースを使って回転機械へ置くだけで取り付けられる。

取得したデータは、長距離エリアをカバーするLPWAのLoRa通信を使用して、任意の時間間隔でLoRaWANゲートウェイに送信。ゲートウェイからクラウドやローカルPC、サーバーの既存システムへの取り込みやアプリケーションで管理が行る。これにより、従来の方法であった、定期的に回転機械を巡回して振動測定を行うことが不要となる。

測定値から振動値の評価は、ISO10816-3の回転機械の標準基準や、すでに使用している基準で行うことが可能。

サイズは84.7×48.3ミリメートル、標準価格は5万円。

WISE-2410 LoRaWANワイヤレス振動センサ

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