年平均22.6%の成長見込む
グローバルインフォメーションが取り扱うMarketsandMarketsの市場調査レポート「サービスロボティクスの世界市場−2025年までの予測:プロフェッショナル、個人用・家庭用」によると、サービスロボティクス市場は2020年の370億米ドル(約4兆700億ドル)から、2025年までに1025億米ドル(約11兆2300億円超)に達し、年平均22.6%の成長が予測されている。
サービスロボット市場は、環境に基づいて空中、地上、海洋に区分される。空中車両は人間のパイロットがいない航空機で、通常、無人航空機または無人機と呼ばれる。地上ベースのロボットは医療、ロジスティクス、パーソナルサービスなどのアプリケーションで人間が存在することなく、地球の表面で使用できる。海洋の無人船舶は、自律型水中車両(AUV)、遠隔操作車両(ROV)、無人水上車両(USV)に分類される。
19年は地上用ロボットがサービスロボットの51.6%のシェアを占めた。地上ロボットは、手術、清掃、高齢者の介護やテレプレゼンスと支援によるコミュニケーションなどのアプリケーションに使われ、中でも掃除機ロボットの需要が増加している。
空中用ロボットは無人航空機(UAV)/無人機で構成される。ドローンは主にプロフェッショナル(商業)と個人および家庭(消費者)にの2つのカテゴリーに分類され、19年は農地の調査や交通監視などのアプリケーションへの採用が増加し、商業用ドローンが市場を支配している。
サービスロボットの主要産業としては、IROBOT、SOFTBANK ROBOTICS GROUP、INTUITIVE SURGICAL、DELAVAL、ダイフク、CYBERDYNE、DJI、KONGSBERG MARITIME、NORTHROP GRUMMAN、NEATO ROBOTICSなどがある。
同レポートでは、世界のサービスロボティクス市場について調査分析し、市場概要、産業動向、セグメント別の市場分析、競合情勢、主要企業などについて、体系的な情報を提供している。
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