オークマは、名古屋大学の東山キャンパスに「オークマ工作機械工学館」を完成し、3月30日にテープカット式を行った。
オークマと同大学は2015年に「オークマ工作機械工学寄附講座」を開設するなど、工作機械工学に関する教育・研究の振興のための連携を続けており、今回完成した工学館は、オークマからの建設費総額7億円の全額寄付により、18年度に着工した。ものづくりの中枢エリアである名古屋で、世界を先導する工作機械の基礎研究の強化、グローバルに活躍できる人材の育成・促進等を目的としている。
建物面積は約1500平方メートル(地上2階、地下1階)。レーザを用いた金属3次元積層造形や焼き入れが可能な最新の5軸制御加工機などを複数台整備し、大型クレーンを装備した天井高6メートルの実験室、180人収容でき国際会議なども開催可能なホールや講義室、研究室を備えている。