横河電機は、画像解析AIの先端技術を持つデンマークのベンチャー企業、グラスパーテクノロジーズ社(グラスパー)を買収した。
グラスパーは、限定されたコンピューティングリソースで、アルゴリズムや3Dモデリングで理論化された画像認識手法を実行可能とするソフトウエアを、集積回路の一種であるFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)上で効率良く動作させる技術に強みがある。
横河電機はこの技術の取得により、ロボットへの画像情報の取り込みやプラントにおける異常検知、カメラを用いたセキュリティ監視など、画像解析AIソリューションの提供が可能となる。その第一歩として、子会社のアムニモが開発中の産業用LTEゲートウェイに、グラスパーのAI「IP core」を動作させるFPGAを搭載する予定。
これにより、スマートシティの実現に向けたプロジェクトや空港・鉄道に関連するセキュリティ用途に利用可能なソリューションの実現を図るとしている。