昭電 分離器内蔵でクラスⅠ、電源用SPDで国内初

セーフティプラグイン構造採用

昭電(東京都墨田区)は、電源用SPD(サージ防護デバイス)「AFD-Sシリーズ」を4月1日から発売した。価格は10万〜26万8000円で、年間2000台を販売予定。

新製品は、SPD分離器内蔵形で国内初となるJIS C 5381-11クラスⅠ(直撃雷)に対応。インパルス放電電流が一般建築物(雷保護レベルⅢ/Ⅳ)をターゲットにした12.5kAに設定することで、従来のクラスⅠのSPDに比べコストダウンを図るとともに、課題であったSPDとSPD分離器との保護協調を実現している。

また、SPD分離器を内蔵したことで省スペース化と配線工数の低減にも貢献。しかも、同社のクラスⅡのSPDとの並列接続時にも動作協調を確実に行える。

さらに、安全にSPDプラグを交換可能なセーフティプラグイン構造採用しており、故障表示、警報接点出力(有/無を選択可能)機能も備えている。

接続できる電圧は、日本のAC100/200/400Vをカバーしている。その他、ねじアップ式端子台の採用で、配線工数の低減が可能、ネジ端子締め付けマーキングチェックが行える、透明カバー構造採用、同社独自の安全遮断技術「SITS」の採用で、SPD故障時の発火事故を防止、公共建築工事標準仕様書、建築設備設計基準適合、などの特徴を有している。

電源用SPD「AFD-Sシリーズ」

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