三笠製作所(愛知県扶桑町)は、新型コロナウイルスによる経済・産業への影響が懸念される中、制御盤のオンライン受注を強化している。
同社は以前から制御盤の技術情報・見積もりサイト「制御盤.com」「制御盤通販.com」「制御盤の箱.com」を運営し、制御盤の見積依頼から発注、進捗確認まですべての工程を直接対面することなく進められる仕組みを構築してきた。
この仕組みを利用し、国内はもちろん、海外からの受注も進め、現在では全体の受注生産量のうち、WEB問い合わせが多くを占めるようになってきたとしている。
新型コロナウイルスの感染拡大によって対面の打ち合わせや外出が制限されていることもあり、同社ではオンライン見積もりや技術セミナー、相談会等をオンラインで提供して貢献するとしている。
オンライン見積もりから進捗確認、納品、フォローまでの流れは、制御盤.comに必要事項を記入し、板金図面や電気回路図、部品リストなどのPDFデータを添付して送信。すると最短30分で見積もりがメールで届き、技術的なことや納期、支払いなどを担当者とメールや電話で相談。
問題なければ発注フォームまたはFAXで発注し、そこから専門スタッフが仕様に基づいて制作。希望によって1日2回まで進捗状況を、外見や内部が分かる写真付きメールで報告する。完成した後は配送し、希望があれば設置・取り付けも同社が担当する。
アフターフォローは、国内向け制御盤は3年間保証、24時間電話対応、東海5県は3時間以内の診断訪問を提供する。