壁内の火花放電も検出・通知
日東工業は、トラッキング・ケーブル断線・ショートなどで発生する火花放電を検出し、電気火災を未然に防止する放電検出ユニット「スパーテクト」をこのほど発売した。
従来、電気火災防止を目的に行われているトラッキング対策は、主にコンセントのみを対象としているため、壁内配線や延長コードなどで発生する電気火災につながる要因を検出することができなかった。
今回の製品は、トラッキングだけでなく、壁内配線など目視が困難な箇所で発生した火花放電も検出し、検出時にはブザーとLEDで知らせてくれる。
また、検出時に漏電ブレーカの自動遮断が選択できる。警報出力により、各種機器と連携、メールによる通知なども可能。戸建住宅、国宝・重要文化財などの国民的財産、小型店舗などの火災防止に役立つ。
新築用の放電検出ユニット付ホーム分電盤と既設建物用の放電検出増設ユニット、組み込み用の放電検出ユニットが用意される。