製品評価技術基盤機構(NITE)は、日本の防爆機器の防爆認定を行う試験所の認定業務を2020年3月25日から開始した。これにより国内の防爆機器メーカーは、各国の独自の防爆認証を国内から申請できることになり、手間と時間を削減できる。
防爆機器を海外販売する場合、輸出する国ごとに現地の認証機関で防爆認証申請の必要があり、非常に手間と時間がかかっていた。
今回、NITEが認定した認証機関を利用すると各国の防爆認証を日本の認証機関1カ所への申請だけで取得できるようになり、作業の手間と時間が減らせることになる。
防爆機器は、石油・化学プラントやガソリンスタンド、高圧ガスなどの製造・貯蔵・取扱所、燃料電池施設といった爆発性の危険がある場所で使用が義務づけられており、主に照明器具やモーター、配電盤などがある。
今後、防爆機器メーカーの海外進出が容易になり、市場が拡大している海外市場での販売が加速することが期待されている。