三菱電機は、世界知的所有権機関(本部=スイス)が発表した2019年の企業別国際特許出願件数において、出願件数2661件で世界第2位、日本企業では1位を獲得した。
同社は、事業戦略と研究開発戦略、知的財産/標準化戦略の三位一体で活動し、グループ全体として知的財産活動を推進。重点事業や重要研究開発プロジェクトと連携して知的財産の重点プロジェクトを設定し、今後の事業拡大を見込む新興国において事業展開に先行した出願の実施などを行っている。
また、米国、欧州、中国や東南アジアの各拠点に知的財産活動を専門で担当する駐在員の配置や、国際標準を支える特許である「標準必須特許」の取得を推進しており、企業別国際特許出願件数で、2014年から6年連続で世界トップ10位以内、日本企業では5年連続で1位を獲得。
近年は、IoTやAIなどを活用したソリューション分野の特許出願に注力している。