安川電機の2020年2月期連結決算は、売上高が4019億5700万円で前年度比13.4%減、営業利益が223億3900万円で同55.1%減、経常利益233億6100万円で同54.1%減、当期純利益144億4900万円で同64.9%減となった。
セグメント別売上高、営業利益は、モーションコントロールが1778億9300万円(前年度比16.6%減)、187億800万円(同45.4%減)、ロボットが1521億700万円(14.5%減)、55億円(同68.2%減)、システムエンジニアリングが580億8900万円(同12.5%増)、1億7400万円(同4億4900万円改善)、その他が228億400万円(同28.2%減)、2億5300万円損失(同6億9900万円悪化)。
モーションコントロールは、インバータ事業が上期に米国を中心に売り上げが底堅く推移したものの、ACサーボモータ・コントローラ事業が半導体関連需要で期の後半にかけて回復傾向となっているものの、長期化する米中貿易摩擦の影響や期末に発生した新型コロナウイルスの影響を受けた。
ロボットは、溶接・塗装用が自動車関連向けの売り上げが日本では堅調に推移し、海外では市況悪化の影響を受け低迷した。一般産業分野向けも、中国を中心に自動化投資は勢いを欠く状況が継続した。
21年2月期の通期連結業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大の動向が不透明なことから、公表を見送った。