日立システムズは、部品製造業や組み立て加工業を中心とする中小規模の製造業向けに、製造工程において必要な工程進捗管理や図番管理、備品管理などを支援するクラウドサービス「FutureStage製造業向けクラウドサービスLight on kintone」を発売開始した。
中小規模の製造業では製造工程の管理に必要な機能を単独のソフトウエアで個別導入しているケースが多く、例えば、受発注はシステム化されていても、工程管理は紙の指示書を使っているなど一元化が進んでいない。
それに対し同サービスは、工程進捗管理や品質管理、出荷実績管理、在庫管理など、製造工程を管理するうえで必要な14の管理機能をテンプレートとしてアプリケーションに組み込み、サイボウズの「kintone」を活用したクラウド型サービス。タブレット端末やスマートフォンでも操作しやすく、製造ラインで作業をしながらでも簡単に進捗状況の登録が可能。登録した内容はクラウドに蓄積され、管理者や他の作業者とリアルタイムでの情報共有を実現する。さらに、同サービスを契約するとkintoneが提供している日報管理や出張申請など約1000個のアプリケーションが無償で利用できる。
同社は20年度末までに100社への販売を目指す。