リース+レンタルなど柔軟運用可能に
物流ロボットメーカーのギークプラス(東京都港区)は、繁閑に応じて柔軟な運用を可能にする物流ロボットのシェアリングサービスを7月に開始する。シェアリングを通じて物流ロボットの導入ハードルを引き下げ、同時に大手不動産会社・3PL・金融機関らと共に物流ロボティクス経済圏を創出していくとしている。
同社は15年に中国で創業。既にグローバルで200社/1万台以上の無軌道AGVの導入に成功している。日本法人は17年に設立され、既に佐川急便や大和ハウス、NIKEなど、大手物流プレイヤーで導入されている。これまで24時間365日全国対応メンテナンスサービスをするソリューション事業、シンプル設計で導入スピードを速めたパッケージ事業を提供しているが、このほど繁閑に応じて柔軟な運用を可能にするシェアリングサービスを開始する。
通常期に合わせて物流ロボットを導入し、初期費用を節減可能にし、繁忙期には短期レンタルを利用することでトータルコストを最適化。変動するオペレーションに合わせて、新製品も含めた幅広い商品から選択可能とする。事業規模を生かして同業と比べて合理的な価格で迅速に提供できるとしている。
例として、大手アパレルメーカーの約2500坪の倉庫で、1日8時間稼働で、入荷/集荷を8500/1万4000psと仮置し、季節変動が多く12月がピークとなる場合、従来はピーク対応に合わせて120台購入する必要があったが、同サービスを使うことで買切り90台、レンタル30台にでき、トータルコストの削減が可能。