三菱電機は、新型コロナウイルス感染症対策に向けた支援として、医療関係者への活動支援などに向けた支援金約 1 億円の寄付と、医療用マスクなどの必要物資の医療機関への提供を行うことを発表した。
同社は、感染拡大防止の最前線で尽力している医療関係者への活動支援や、臨時休校の長期化で影響を受けている子どもたちへのサポートなどに向けて、会社単独の拠出金、および同社従業員と会社のマッチングギフト制度である「三菱電機 SOCIO-ROOTS 基金」による寄付金を合わせ、約 1 億円の支援金を寄付する。
「三菱電機 SOCIO-ROOTS 基金」とは、同社従業員からの寄付金に対して、同社がその同額を上乗せ(マッチング)し、倍額にして寄付する制度。在宅勤務中でも自宅から寄付できるよう WEB での募集を開始する。
また、N95 マスク(約 10 万枚)や消毒液などを医療機関へ寄付し、さらに、同社の開発・生産拠点である生産技術センター(兵庫県尼崎市)および名古屋製作所(愛知県名古屋市)にて、5月中旬からフェイスガードの生産を開始し、順次、生産能力を増強する予定。同社グループ内での自給自足により外部調達量を削減することで、市場でのフェイスガードの安定供給に寄与する。
同社で生産のフェイスガードは、主に生産現場などでの使用を目的としたものであり、医療用ではないが、必要とされる企業や団体への提供も計画している。