横河電機は、浮遊細胞など液体中の粒子測定装置について開発・製造・販売を専門とするフルイド・イメージング・テクノロジーズ社(米国メーン州)の全株式を取得した。
フルイド・イメージング・テクノロジーズは、フローイメージング装置の分野で先駆的な技術を持っており、液体中の粒子のカウント機能と、大きさや形状などの測定・解析機能を有し、海洋研究、都市用水、バイオ製薬、化学、石油・ガスなどさまざまな分野で採用されている。
横河電機は、細胞内部を3Dで観察する共焦点スキャナユニットや、培養細胞を用いた薬の評価実験を自動で行うハイコンテントスクリーニングシステムを提供しており、今後、浮遊細胞の観察に適しているフローイメージング装置をラインアップすることで、ユーザーにとっての選択肢を拡大することができる。また、同社のAIを使った画像解析技術を組み合わせ、抗体医薬品の生産ラインにおける品質検査、上水道の水質検査など多様な分野へのソリューション提供が可能になるとしている。