日本電機工業会(JEMA)は、産業用汎用電気機器の2019年度出荷実績を発表、出荷額合計は8078億円で前年比7.6%減となり、2年連続の前年比減少となった。
米中貿易摩擦の影響を受け、中国を中心にアジア設備投資の停滞が継続し、輸出を中心に18年度の高水準と比較すると低調な結果となった。
回転・駆動機器の出荷額は、2812億円(15.7%減)で2年連続の減少。三相誘導電動機(75kW以下)は、4年ぶりの減少となった。サーボモータ(アンプを含む)は、半導体やFPD(液晶、有機EL)製造装置向けの低調により、2年連続の減少。
配電・制御機器は、3556億円(4.6%減)で、2年連続の減少。標準変圧器(2000kVA以下)は、電力向け、電力以外の製造業・非製造業向けの減少が続き、5年連続減少。プログラマブルコントローラは、半導体やFPD製造装置向けの低調により、2年連続の減少となった。
産業用汎用電気機器の20年3月度出荷実績は、734億円(3.3%減)で、22カ月連続の前年同月比減少。