搬送ロボの死角防ぐ
ZMP(東京都文京区)は、RoboSense社(中国・深圳市)が開発・量産化した超広角・超近距離計測3D−LiDAR「RS−Bpearl」の販売を開始した。
同製品は、搬送ロボットや自動運転車両の死角をなくすために開発されたもので、市販のLiDARの最短計測距離は20〜50cmがほとんどのところ、RS−Bpearlは最短計測距離5cm未満を実現。最大計測距離は100mで、狭い通路や交通量の多い場所で活躍するロボットや車両の周囲計測、障害物検出などに活用できる。
また、垂直視野角90°、水平視野角360°と広角の計測が可能。トンネルや地下水路などの天井高や形状把握ができ、より安全な自動走行を可能にする。
サイズは、直径100×高さ111mm、上部の光学部分以外を機体に埋め込むことで、コンパクトな設計にも対応。
本体重量は0.92kg、作動温度はマイナス30〜プラス60℃、価格は49万8000円。