DMG森精機は、オンライン会議システムを活用した「工作機械のデジタル立ち会い」を4月23日から開始した。
同社では工作機械の出荷前に、機械の外観や加工精度、加工物、システム動作など、現物をユーザーに確認してもらう「立ち会い」を実施しているが、今回の新型コロナウイルス感染防止対策に伴う移動制限などにより、同実施が難しい状況となっていることから、デジタル立ち会いを開始。
同社工場とユーザーをオンライン会議システムでつなぎ、出荷前の工作機械やシステムに取り付けた複数のカメラ映像をリアルタイムで確認してもらい、遠隔での立ち会いを行う。ライブ接続のため、質問やチェックポイントなど詳細な内容もその場でやりとり可能。専用の回線を使用し、セキュリティ面の対策も実施している。
感染防止対策の緩和後も、海外を含む遠方のユーザーやスケジュール調整が困難なユーザー向けに、デジタル立ち会いを提案していく予定。