三菱電機は5月21日、5キロ可搬の協働ロボット「MELFA ASSISTA」と協働ロボットの導入・立ち上げ支援ツール「RT VisualBox」の発売を開始した。協働ロボットについては、すでに昨年の国際ロボット展をはじめ、いくつかのイベント等で参考出品していたが、今回で正式に協働ロボット市場への参入になる。
同製品は、自動車、電気電子部品、食品、医薬品、衛生用品等の業界向けで、人と共に作業する生産ラインを実現する。生産現場への初めてのロボット導入や、恒久的に一カ所に固定せず、助っ人として柔軟に使われることに合わせ、本体に専用操作ボタンを設けて教示作業を容易化したほか、直感的な操作で導入・立ち上げを容易にするプログラム作成ツールも同時に発売を開始する。
また、ロボットハンドやカメラなど周辺機器メーカーを中心とした「MELFA協働ロボットパートナー会」を発足する。ロボットと周辺機器の簡単接続・設定による利便性の向上を目的とし、スタート時は19社が参画。今後も増やしていくとしている。