アズビルは、パソコンで簡単にスマートフォンやタブレット端末向けの現場に即したWEBアプリが構築できる「現場でつくる作業記録サービス」プレビュー版を、5月から提供開始した。正式版の提供は7月を予定しており、それまでの間、無償で利用できる。
プレビュー版無償提供
同サービスは、プログラミングの知識がなくてもパソコン上でのドラッグ&ドロップといった直感的な画面操作で、作業記録アプリの操作画面を構築することが可能。生産時の工程内検査や受け入れ・出荷時の製品検査、ラインの巡回点検、装置の修理記録、日報の申し送りなど、作業者自らが記録項目を選ぶことで、現場に即した実用的なアプリを作成することができる。
記録できる項目は、文字や一覧選択の他、QRコードからのデータ取得や画像撮影なども可能なため、多様な工程や業務にも対応する。
取得したデータは外部出力でき、分析ツールなどを活用して作業の見える化や改善に役立てたり、MESなど他のシステムとの連携を図ることで、工程進捗や機械と人の作業情報を統合したトレーサビリティデータの可視化なども行える。
プレビュー版に登録したデータは、正式版で引き続き利用が可能。サブスクリプション形式、課金はユーザー単位。インターネット経由のサービスのため、サーバや構築費などは不要。