明治電機工業の2020年3月期連結決算は、売上高804億800万円(対前期比3.1%減)、営業利益39億1500万円(同11.2%減)、経常利益40億9000万円(同11.8%減)、当期純利益27億5900万円(同12.5%減)。
同社グループの主要ユーザーの自動車関連企業は、景気の先行き懸念から設備投資に慎重な姿勢であるが、将来の成長に向けた投資は継続的に実施。工作機械・産業機械関連企業は、米中貿易摩擦の長期化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により機械受注の低迷が続くなど、低調なまま推移している。
同社グループは「次代に向けた経営基盤の強化」を基本方針とした第9次中期経営計画に基づき、エンジニアリング力の強化やグローバルビジネスの拡大などに取り組んだ。
今後の見通しは、新型コロナウイルス感染症の影響から、自動車関連企業で生産ラインの一部稼働停止が発生するなど、先行きが不透明な状況にあり、21年3月期連結業績予想は、現時点では合理的な見通しを立てることが困難として未定。