アズビルの2020年3月期連結決算は、売上高2594億1100万円で対前期比0.1%減、営業利益272億5500万円で同2.1%増、経常利益277億1200万円で同0.2%増、当期純利益197億9300万円で同4.4%増となった。
セグメント別売り上げは、アドバンスオートメーション(AA)が991億5600万円で同6.3%減、ビルディングオートメーション(BA)が1237億9400万円で同3.6%増、ライフオートメーション(LA)が440億3300万円で同1.8%減、その他が6000万円(前期6100万円)。
AAの売り上げは、3つ(CP、IAP、SS)の事業単位によるマーケティングから開発・生産・販売・サービスの一貫体制でのオペレーションを徹底し、成長戦略と収益力強化を進めた。プロセスオートメション市場を主な対象とするIAPとSSは比較的順調に推移したが、国内外の製造装置市場の市況低迷でCPが大きく減少。セグメント利益も減収の影響から前期比14.1%減の104億8600万円なったが、利益率は10%を継続した。
今期も、3つの事業を軸に収益力強化策を深化・徹底するとともに、将来に向けて海外事業の拡大をはじめとした成長戦略の展開を進める。また、製品開発力の強化に注力し、新しいオートメーション領域を創出と、アズビルならでは付加価値の高い製品・サービスを国内外のお客様に提供して、高い収益力と成長力のある事業領域の開拓・拡大をめざす。
尚21年3月期は、コロナウイルス感染症が事業に与える影響を精査中のため未定としている。