CKDの2020年3月期連結決算は、売上高が1007億1700万円で対前期比12.9%減、営業利益が52億3000万円で同3.7%減、経常利益が53億7400万円で同0.9%減、当期純利益が36億8900万円で同23.0%減となった。
セグメント別売上高は、自動機械部門が157億9200万円(対前期比1.5%減)、機器部門が849億2400万円(同14.8%減)。
自動機械では、自動包装システムで薬品向けの売上高が減少したが、産業機械で電気自動車用のリチウムイオン電池製造システムの売上高は増加。三次元ハンダ印刷検査機は中国向けの売上高が減少した。セグメント利益は収益改善の効果により、29億2500万円(同5.7%増)。
機器部門では、国内市場で中国経済減速の影響を受けた工作機械向けや、一部に先送りが見られた自動車の製造設備向け、さらに半導体製造装置向け売上高がそれぞれ減少。海外も半導体設備投資の延期に加え、中国の自動化投資が鈍化した影響を受け売上高が減少した。セグメント利益は売上高減少の影響などで、63億600万円(同26.5%減)。
21年3月期業績は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済環境が不透明で通期業績を見通すことは困難なため、第1四半期のみ、売上高235億円(前年同期比1.0%増)、営業利益9億6000万円(同237.6%増)、経常利益9億6000万円(同218.6%増)、当期純利益が6億7000万円(同208.8%増)を予想。