日本電機工業会(JEMA)は、製造業の将来像とそこへの対応に向けた提言書「製造業2030」を公表した。新型コロナウイルス等の影響で分断されたサプライチェーンをフレキシブルにつなぎ、事業継続リスクを減らし、価値を最大化するためのモデル「FBM(フレキシブル・ビジネス・アンド・マニュファクチャリング)」を提言し、解説している。
2030年の製造業では、IoT等で機器や企業同士が密につながり、リアルタイムに価値を享受している環境になっている。ビジネスや製造の形もフレキシブルに形を変える世界になっており、その時代に対応するには企業をこえて、部品、調達先、製造ラインなどの属性情報を共有して即座に最適化した組み合わせを設計して実行することが重要となる。FBMはそれを実現できるとしている。